今さらルネサンス期のユマニストでもないだろ、と思われるかも知れません。実は私もそうだったのですが、松元雅和氏の『平和主義とは何か』で、エラスムスの『戦争は体験しない者にこそ快し』(1508)を知り、二宮敬氏による日本語訳を読んでみる気になったわけです。
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また詩人をお望みなら、第一にアリストファネス、第二にホメロス、第三にエウリピデスがよいでしょう。あるいはメナンドロスを第一にお勧めしようかとも思ったのですが、いかんせん断片でしか伝わらぬのが惜しまれるところです。
(203ページ)
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第一にアリストファネス!
当ブログでは「アリストパネス」と表記しているあの反戦喜劇作家と同一人物であることは、『パラクレシス、キリスト教哲学の勧め』に『アカルナイの人々』についての言及があることから確実です(同書256ページおよび274ページの注より)。
ルネッサ~ンスと叫んでワイングラスを鳴らしたい気分です。『戦争は体験しない者にこそ快し』も熟読してみます。