核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

『朝日新聞』2006年5月3日(憲法記念日)での伊勢崎賢治氏の発言

  では、問題の箇所を。
 冒頭に「逆に」とあるのは、田原総一郎氏の「このままでは憲法がボロそうきんにされてしまう」から、少なくとも自衛隊の存在は認めた上で武力行使を禁ずるように9条を改憲しようという案とは逆に、という意味です。
 
 
   ※
 伊勢崎賢治・東京外語大教授(平和構築)は逆に、イラク戦争を見て「改憲」から「護憲」に転じた。国際紛争処理のプロ。東ティモールではパキスタン軍などを統括管理した経験を持つ。
 「イラク派遣は、日本に自主的判断と文民統治の能力が欠けている事実を露呈させた。この状態で改憲すれば自衛隊は一般市民を殺す活動に進みかねない。誤った政治判断への歯止めを、当面、9条に期待するほかない。いわば現実的護憲だ」と語る。
   ※
 
 以上です。いかがでしょうか?
 少なくとも私には、この発言が、「自分の意見が絶対で、支持するものは支持すれば良いし、知らない奴は知らなくても良い、関心が無い人には知らせる気も無い。それが彼のスタンスに見える」とか「独りよがり」であるとは思えませんでした。
 ここから先は、自分で調べることにします。