核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

私の2011年3月11日

 思えばかすり傷一つ受けたわけでもなく、金銭的な被害もなかったので、被災体験ともいえないわけですが、ふと思い出したので、当時の印象のみ書いてみます。己の甘さへの戒めとして。
 揺れを感じた当初は、「ああ、またいつものやつか」程度にしか思いませんでした。市外に電話して被害の大きさを知り、駅に行って電車が動いてないことを知り、日が暮れてもなお復旧しないことを知っても、なお東北地方での惨状はまったく想像できませんでした。結局家に帰れたのは翌日だったわけですが、本当に大変さを感じたのはその後の断続的な停電でした。自分の身に及ばなければ電力について考えもしなかったのは、本当に情けないことです。