核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

斎藤美奈子『物は言いよう』(平凡社 2004)

 「【心得 四九】 反戦平和は女性の専有物にあらず。(254ページ)」より。

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 「わたしたち女性の手で」というピンクカラーの反戦論は、そろそろ卒業してもいいのではないか。
 一方的に「殺されるのはイヤだ」という被害者の論理から、「殺すのも殺されるのもイヤだ」という論理に主軸は移りつつある。この国に生きている限り、大国の手先となって加害者の列に加わる可能性のほうが高いのだ。「もう男に任せておけません」から「男を巻きこまなくてはなりません」へ。育児参加ならぬ、男の平和参加である。
 (同書 258ページ)
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 名言と思います。