核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

大正の平和主義文学(仮)

 たまには前向きな話を。
 博士論文『明治の平和主義小説』に続く第二弾として、『大正の平和主義文学』という論文集を完成させたい、という野望を私は抱いています。媒体は後で考えるとして。
 平和主義に明治も大正もあるものか、と思われるかもしれません。確かに天皇が誰かはあまり関係がないのですが、日○戦争の時代と世界大戦の時代とでは、おのずと平和主義のあり方も違ってくるものです。
 現時点での見込みでは、大正(あるいは世界大戦期)の平和主義の特徴は、日本を相対化する視点、といったあたりにありそうです。
 なぜ「文学」なのかというと、戯曲『ある青年の夢』はどうしてもはずすわけにはいかないので。
 童話や詩についても、私の力の及ぶ範囲で論じたいところです。博士論文ではどうも「君死にたまふことなかれ」を正面から扱えなかったので。