核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

小林正弥『非戦の哲学』(ちくま新書 二〇〇三)より「平和術」

 「平和術」という造語は私も博士論文で使ったことがありましたが、そのずっと前に小林氏が論じていました。このたび『非戦の哲学』を読み返して気づいた次第です。

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 (新平和運動では)
 かつてのような声明・抗議だけではなく、音楽・瞑想・踊り・演劇などの手法も有意義であろう。いわば「平和芸術・技術=平和術(アート・オブ・ピース)」や「和楽術」・「平和道」などの彫琢や開花が望まれる。
 (二二四ページ)
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 「文学」もぜひ平和術に加えたいものです。