核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

生きた反戦小説として読む

 これまでの私は、どうも「将軍」を他人事として読んでいた気がしてきました。
 白襷隊(決死隊)の兵卒や、処刑される捕虜の立場に感情移入してみると、また違った風景が見えてくるものです。研究者としては原始的に過ぎるかもしれませんが。
 少なくとも、「七生報国」だの「靖国の英霊」だのといった嘘に対抗する心構えだけは、平時にも必要と思います。