核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

御厨貴編著『天皇の近代―明治150年・平成30年』千倉書房 二〇一八 その2

 「第9章 戦中期の天皇裕仁と皇太后節子」(原武史)より。

 皇太后節子が軍人たちに強い影響力を持ったのみならず、太平洋戦争の末期である一九四五年六月~八月にまで昭和「天皇を上回る権力を保った」(二八三ページ)という、衝撃的な内容です。政府が終戦工作に動いている八月にまで、敵国撃破の祈願をさせようとしていたそうで。

 問題の『昭和天皇実録』七月三十日は未見ですが、事実ならば皇太后の戦争責任も問われなければならないでしょう。