核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

大門利佳「小川未明の戦争観―第一次世界大戦を中心に―」(富大比較文学 二〇一六年二月)

 小川未明の戦争観を、一九〇五年の小説「霰に霙」(あられにみぞれ、でしょうか)での戦争肯定から始めて、「野薔薇」に至るまでの諸作品を分析した論文です。

 反戦厭戦の違いについての考察もあり、参考になる論文でした。