2020-10-30 山田俊治『福地桜痴 無駄トスル所ノ者ハ実ハ開明ノ麗華ナリ』(ミネルヴァ書房 二〇二〇年一〇月) その1 ついに届きました。私の博士論文には言及されていないのですが、些細なことです。『仙居の夢』『女浪人』をはじめ、桜痴の膨大な社説や小説が言及されています。 未読の桜痴小説で目についたのは、『練絹新三郎』(一八九二 『武蔵鐙』一八九一を改題)。「尊王佐幕」を掲げ、長州征伐や倒幕を阻止するために奔走する、『女浪人』のプロトタイプのような話です。さいわい近代デジタルコレクションにもあるので、読んでみます。 当分の間ここは「福地桜痴を語るブログ」になりそうです。ご了承ください。