核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

山田俊治『福地桜痴 無駄トスル所ノ者ハ実ハ開明ノ麗華ナリ』(ミネルヴァ書房 二〇二〇年一〇月) その2

 残念なお知らせもありました。

 福地の『社会百題』(一八九一)を、私は内田魯庵の『社会百面相』のような短編社会小説群だと思っていたのですが、実際は「当時の世相を斬るコラム」(二二六頁)だそうです。

 さらに残念なことに、単行本『出放題』には一部が収録されているだけで、全文を読むには『やまと新聞』を見なければならないとか。小説でないならそこまですることもないかな。