核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

芥川龍之介「明治文藝に就いて」(大正十四年十月)

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   八
 憐れむべし、老桜痴。更に憐れむべし、老逍遥。過去世は既に逍遥を推して桜痴の上にあらしめたり。現世はその先後を知るべからず。未来世は桜痴を推して逍遥の上にあらしめん乎。
 芥川龍之介「明治文藝に就いて」(岩波書店芥川龍之介全集 第十二巻』(一九七八) 二九五ページ)
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 私は坪内逍遥についてはほとんど知りませんが、福地桜痴を推したい者の一人です。個人全集がないというのは損なものです。
 (2018・6・21追記 桜痴全集は存在しました。訂正してお詫びします)