核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

暴力によらずして暴力を、戦争によらずして戦争を止める

 暴力によって暴力を止め、戦争によって戦争を止めるという思想に、人類は慣れ親しみすぎてきました。国家内の暴力を警察力によって止め、国家間の戦争を国連平和維持軍等の戦力によって止めるという具合に。

 核時代以前にはそれもやむを得なかったかもしれません(それでよかったとは言いません)。しかし、核兵器やそれに類する大量殺りく兵器をならず者国家やテロリストが持ったら、どう止めるのか?核兵器に対して核兵器では、それこそ人類滅亡につながりかねません。

 そこで、暴力によらずして暴力を止め、戦争によらずして戦争を止める方法が、どうしても必要になるわけです。先駆的な絶対平和主義者たちは核時代以前からそれに気づき、模索してきました。

 しかし、人類が戦争に注いできた労力・知力に比して、絶対平和主義実現のために注いできた労力・知力はあまりにも少ないのが現状です。