先日入手しました。
小森陽一『戦争の時代と夏目漱石 明治維新150年に当たって』(かもがわ出版 二〇一八)
に続き、このテーマでは3冊目の入手です。
で、関口著ですが、ほぼ同時(ともに二〇一八年一二月)に出た小森著にふれていないのは仕方ないとしても、八年前に出た水川著への言及がないのが気になります。
追記 ありました!二四頁および五四頁の注、および該当する本文に水川著への言及がありました。訂正して謝罪します。
資料面でも、水川著で言及された漱石晩年の二つの書簡、
「戦争が始まりました。たまにはあんな事も経験のため好からうと思ひます」
「戦争は悲惨です。以上」
にふれていないなど、情報量に疑問が残ります。
追記 水川著そのものへの言及があったのは上記追記の通りですが、この二つの書簡への言及はなかったので、上4行はそのままとします。