以下のサイトの「ダウンロード」にて、安村典子氏による、アリストパネス『プルートス』の全訳が読めます。
金沢大学学術情報リポジトリKUR A (nii.ac.jp)
『プルートス』(富の神)という、アリストパネスが生前最後に上演した喜劇については二回ほど言及しました。
富の神の盲目ぶり(つまり、富の配分の不公正)に憤った主人公が、盲神の目を治療してしまい、公正に富が配分される社会を実現してしまう喜劇です。
今日の経済論(ベーシックインカムとかMMTとか)からの読み直しにも耐えうる一編。手軽に読めるようになったのは、私にとっては幸いです。