核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

「亡き王女のためのパヴァーヌ」(ラヴェル作曲 1899年)

 1899年といえば明治32年。村井弦斎の活躍期とも重なります。

 私はクラシック音楽はまったく無知で、この曲も先日ラジオから流れてるのを聞いて、いいなと思った程度です。

 沈痛な悲しみをたたえた曲、と受け取ったのですが、ウィキペディアの同項によると、特定の死せる王女に捧げて作られたものではないそうです。まあ、ラヴェル自身も晩年にこの曲を聴いて、「美しい曲だね、これは誰の曲だい?」とボケた言を残したそうですから、作曲者の発言をあまり真にうけることもないかも知れません。作者は死んだ、とまでは言いませんが。