394名の有名無名の文学者の書誌情報(本人が書いたものと、本人について書かれたものの題名・収録署名・年月日)を、なくなった年の順番に全77巻に収録してあります。
もちろん、報知四天王や矢野龍渓など、マイナー作家もばっちり収録。遅塚麗水で論文を書いた時はお世話になりました。
た・だ、致命的に問題なのが装丁(本の外側)。どの作家がどの巻に収録されているか、背表紙にも表紙にもなんにも書かれていないのです(亡くなった谷沢永一さんも、この件の苦情を書いていました)。若かりし日のアンタルキダスは、図書館の本棚の前で、お目当てを全77巻から一冊ずつ必死に探したものです。
というわけで、図書館に行く前に、以下のサイトをプリントアウトしていかれることをお奨めします。
昭和女子大学 刊行物紹介
もう一つ、竹本寛秋氏の作成されたあいうえお順INDEXも。
だいたい1955年頃に亡くなった作家で終わってますので、それ以降を生きながらえた小林秀雄なんかの書誌情報は載ってやがりません。
最後に一言、人の手による書誌情報は完全とは限りません。
載ってない文献があるとか、題名が違ってる(「匿名投書家」は一部で有名)のはざらですので、完全な書誌情報は自力で作るものとこころえましょう。
4月25日記 「亡くなった谷沢永一さんも、この件の苦情を書いていました」というくだりは記憶違いだったようです。詳しくは4月25日の記事にて。