最強のレベル3ともなると、確実に主力ゴマをつぶしに来るわけです。終盤には敵玉攻略に使えるコマがあらかた消滅して、最後を温存しておいた奔王(鳳凰から進化)と獅子の二人で詰めるはめになりました。
序盤戦は、左翼に戦力(竪行飛車竜王奔王)を集中する斜線陣(私が勝手に考えた戦法であり、古来からの定跡でも何でもないことをおことわりしておきます)で、ほぼ一方的に敵陣を突破できるようになりました。なお、中将棋の配置はほぼ左右対称なので、好みによっては「右翼を徹底的に強化せよ!」なシュリーフェンプランも可です。要は、敵の獅子がいない方向を攻めるのがこつです。猛豹銅将あたりを棒銀風に使うのもよし。
問題は中盤。敵の(味方もですけど)三段目には横行飛車竜王奔王からなる強力な防衛ラインがありまして、ここを突破するのにいつも手こずるわけです。私はと金化歩兵をぶつけて一枚ずつはがしていくという原始的な用兵に頼っていますが、もう少しスマートな作戦があるかもしれません。
・・・人生で何の役にも立たない技術と言われればそれまでですが、中将棋が論文での思考の堂々めぐりを打破してくれたことは確かです。