核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2014-03-21から1日間の記事一覧

ジョージ・オーシロ『新渡戸稲造―国際主義の開拓者』(中央大学出版部 1992)

第一次世界大戦期の『婦人世界』を読んでいると、村井弦斎と同じくらいの頻度で新渡戸稲造が婦人向け記事を書いています。そんな新渡戸の戦争観やいかに。 著者は日系ハワイ3世の日本研究家。「推薦のことば」に「新渡戸の肖像が新五千円札に使われることが…

村井弦斎「里親」(『婦人世界』1914(大正3)年1月号)

『小説 子宝 後編』と同じ号に掲載された読み切り短編です。『子宝』に続き、養子(厳密には里子)の葛藤がテーマです。 例によってあらすじを兼ねた登場人物紹介を。 白石勘作 妻に先立たれ、子供を里子に出した。後に米国で成功し寛太を引き取りに来る。 …