2014-03-06 便利で衛生的な林田式洗米器 書籍紹介 #食べ物 なんか『課長バカ一代』の新商品みたいですが、大正期『婦人世界』の広告です。 「この洗米器は、写真にある通り円筒形のもので、把手(はんどる)の下には風車の翼(はね)のやうなものがついてゐますから、把手を廻すと自然にそれが廻つて、米が磨げるやうになつております」。 お値段は二円八十銭以上いろいろ。円本買って円タク乗っておつりがきます。手で磨いだ方が早いのに。それは言わない。 「現に、各宮家を始め、大隈伯爵家、村井弦斎氏、嘉悦孝子女史、各女学校、陸海軍、酒造業者などにも盛んに用ゐられています」。やはり使ってたか村井弦斎。大量の米を扱う学校なんかには向いた発明かもしれません。