核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

大正期『婦人世界』誌の四コマ漫画広告

 田の字形のコマ割りで、右上→右下→左上→左下の順に番号が振ってあります。
 以下、カタカナ表記を漢字かな混じり表記に改めました。
 
 1コマ目 大国主命「何をそんなに泣くのだ。またワニザメと喧嘩したのか」
        ウサギ「いいえ、今度は違います」
 2コマ目 大国主命「食べ過ぎてお腹が痛いのか。この薬を飲んでごらん」
 3コマ目 大国主命「どうだい気分は?」
        ウサギ「ええもうすっかり良くなりました」 
 4コマ目 大国主命「薬の名前を聞きたいのか。いいかねホシ胃腸薬」
 
 …最後の一行でオチてます。星製薬の広告だったわけですね。このセンスが星新一に受け継がれ…と言いたいところですが、まだ産まれてませんでした(1926~1997)。
 
 (2014年3月25日追記 メモを確認したところ、第一次大戦中ではなく、戦後の1924(大正13)年3月号の広告でした。訂正してお詫びします)