核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

小林秀雄「歴史に就いて」(『満洲新聞』1938年11月29日~12月3日)

 『すばる』2015年2月号掲載文より要約。

(一) 歴史は決して二度繰り返さない。母親にとっての子供の死と同じように。
(二) 「歴史は繰り返す」という言葉は、歴史家の合理的な解釈にすぎない。
(三) どんなに客観的であろうと努めても、歴史観というものは結局主観である。
(四) ニイチェは歴史を科学にしようとする人々を歴史病と呼んだ。歴史は生きて始めて知るものだ。

 …すでに全集に収録されている発言とほぼ同じ趣旨のようです。