絶対平和主義・平和優先主義・正戦論の関係を図示してみます。
絶対平和主義(すべての戦争に反対)
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平和優先主義(ほとんどの戦争に反対)
正戦論(不正な戦争に反対。正しい戦争には賛成)
私が前回「まずい」と書いたのは、平和優先主義者がラッセルに依拠することへの危惧です。「ラッセルは独裁者との戦争には賛成だったんだろ。じゃあ独裁者○○(フセインなり何なり)との戦争も正しいんじゃないか」と、正戦論側にかっこうの言い分を与えかねないわけです。
で提案ですが、この際ラッセルを平和優先主義から区別することです(ラッセルの各方面に渡る業績を否定しようというのではありません。平和優先主義からの区別です)。そして代わりに絶対平和主義よりの平和優先主義者をモデルとして提示することで、正戦論者との対話に備えようというものです。また図示すると。