核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

与謝野馨氏の言い分も聞いてみた

 与謝野晶子・鉄幹夫妻の孫にあたる政治家、与謝野馨氏(以下「馨氏」)が「君死にたまふこと勿れ」を批判的に論じているニコニコ動画が見つかりまして。

 日露戦争はロシアという強盗を日本の戸口から撃退するための戦争であったこと、もし強盗に入られれば日本の男はみな手首を切られ、女はみな乱暴されること(何回も強調していました)、自分が作詩者ならば「弟よ、強盗と勇敢に戦え」と書いたであろうことを訴えていました。

 粗雑な認識だとは思いますが(戦場となった韓国や清国からすれば日本こそ強盗です)、そうした批判を発生させてしまう甘さが「君死にたまふこと勿れ」にあることも確かです。あるべき将来の反戦論は、馨氏のような批判にしっかりと答えられるものでなかればなりません。