核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

最強伝説ダン

 1990年代なかば、対戦格闘ゲーム全盛の時代。

 名作「ストリートファイター2」の派生作の一つに、「ストリートファイターゼロ」というのがありまして。「2」よりも少し前の時代を舞台に、少し若返ったリュウ春麗がアニメタッチの絵柄で闘うゲームです。

 私が立ち寄ったゲームセンターに、「ベガ 豪鬼 ダン」と書かれた隠しキャラクターの出現コマンドが書いてありました。シリーズ通してのボス「ベガ」や、裏ボスの「豪鬼」よりも後に書いてあるとは、これこそ最強のキャラに違いない!と、百円はたいてダンを選択したわけですが。

 飛ばない我道拳、無敵じゃない晃竜拳、回らない段空脚と、実に微妙な性能でした。ダンが「最強を自称してるけど弱いネタキャラ」だと知ったのは、後にゲーム雑誌を読んでからです。

 とはいえ、私にとってダンは愛着のあるキャラでして。同好の士も多いらしく、続編ではどんどんダンは「弱いけど挑発技だけは多いおもしろキャラ」に進化していきました。これも青春の想い出の一ページです。