核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

内集団・外集団

 コトバンクより引用。

 

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 集団の閉鎖性、排他性という傾向に着目してつくられた一対の概念。アメリカの社会学者W・G・サムナーの用いたことば。内集団は、個人が自らをそれと同一視し、所属感を抱いている集団で、それに対して外集団は、「他者」と感じられる集団で、競争心、対立感、敵意などの差し向けられる対象である。一般に、内集団への所属感や愛着が増し、その凝集性が高まるとき、それに応じて外集団への対抗心や敵意が強まるという傾向のあることが知られている。この対内凝集と対外排斥の相関という事実が、内集団・外集団の関係におけるもっとも興味深い点である。

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 外部に敵がいると内輪の結束が強まる、というのはよくある話であり、国内規模の平和だけを追求するならそれで充分なのですが。

 私が追求しているのは世界平和、つまり外集団群と平和を保つとともに、外集団同士の平和も保てるようにしたいという、欲張った話です。

 答えが見つかるかどうかはわかりませんが、サムナー『フォークウェイズ』(青木書店 一九七五』は読んでみようと思います。