2021-01-19 夫婦を超えて行け 「ラクラウ=ムフによれば」といった表現を論文で読むたび、星野源「恋」の一節が頭をよぎります。あのダンスをラクラウ&ムフ夫婦が踊ってる光景も。 山本圭氏はラクラウのほうの独自性を評価しているようですが、私は逆にムフの尖鋭さを買っているわけで、ラクラウから(というよりマルクスから)切断されたムフのいいとこを見てみたいわけです。『左派ポピュリズムのために』は、そういう意味では私を満足させませんでした。『闘技学』は翻訳されないもんでしょうか。