もはやグラムシを読んでも得るものはないと、ようやく気づきました。
最初から無視すればよさそうなものですが、マルクス→エンゲルス→レーニン→グラムシ→アルチュセール→ラクラウ→ムフという系譜のまん中あたりに位置する関係上、そうもいかなくて。次はアルチュセールを読んでみようと思います。
現時点でのざっくりとした感想を、4コマまんが風にまとめると。
マルクス「下部構造が上部構造を決定する。革命は労働者階級が起こす」
グラムシ「上部構造が下部構造に影響することもあるよね」
アルチュセール「決定って重層的決定だよね」
ラクラウ「労働者階級だけが革命の主体じゃないよね」
ムフ「マルクスいらなくね?」
というところでしょうか。ムフに至ってはじめてマルクスと縁が切れかけたようです。まあ『左派ポピュリズムのために』を読むとまだ未練もあるようですが。