1997年発売の初代プレイステーション用ゲームソフト。
もとはPC用の「マスターオブマジック」を改題移植したものだそうです。
なにせ年代物なので、絵柄が暗くて地味。BGMもなんか単調。
操作性も重たい。一々ロード時間が長い。
名前からして名作歴史シミュレーション『シヴィライゼーション』の二番煎じ。
なので、発売時のプレイステーション専門誌ではさんざんに叩かれてました。
なのに。
発売当時から24年やりこみ続けて、いまだに飽きがきません。それほど、ゲーム本体の出来がすばらしいのです。
簡単に説明すると、シヴィライゼーションのファンタジー版。あちらは古代から現代の地球で新技術や文明の発展にはげむゲームでしたが、こちらは剣と魔法の世界アルカナスの統一をめざす魔導師の一人となり、新呪文の開発や軍団の育成にはげむ訳です。
RPGの勇者ではなく、魔王側の気分が味わえるゲームといえばわかりやすいでしょうか。旅の勇者たちを雇って正義の魔導師をめざすのも可能です。
TRPGからコンピューターRPGが生まれて以来、プレイヤー側の気分になれるゲームは数多く出ましたが、ゲームマスター側の楽しみが味わえるのはこのシヴィザードぐらいではないでしょうか。