『シャドウラン』の最新版は高くてとても手が出ないのですが、周辺の情報をあれこれ検索しているうちに、なんとなくサイバーパンクというものの魅力がわかってきました。
日本SFの祖、星新一は、『きまぐれフレンドシップ』という本で(今は手元にないので、記憶に頼って引用します)、ニューウェーヴやサイバーパンクを「こういうさわぎに巻き込まれたら、作家もだめになる。売れない人の、やっかみなのだ」と否定していました。私が今まで食わず嫌いしていたのは、そのためもあったようです。
今の私はサイバーパンク肯定派ですが、ギブスン氏や士郎正宗氏の世界像を模倣するだけというのも芸のない話です。
「ご隠居!いやだね、人がせっかくジャックインしてきたのに、昼寝しながら電子ドラッグきめてやがる」
「何言ってんだい。そいつは用済みの義体だよ」
・・・・・・三遊亭楽天氏あたりがサイバー落語をやってくれないものでしょうか。