今回私は読むだけですが、興味あるテーマです。
思えば静岡大学での卒業論文が「夢十夜」論だったのですが、まさに生と死を扱ったものでした。十夜の夢を一貫したテーマの連続物語として読む方針で、美しい死に憧れていた「自分」が、夢の中での死という鏡にはね返されることで、生を肯定する境地に至るという、何を言ってんだかわかんねーと思うがが私にもわかんねー、読書感想文とも二次創作ともつかない卒論でした。
今さらあの幼稚な論文をリメイクする気はありません。ただ、同じ方向性というか、死の審美化に抗し、生の意義を問い直すような、他の人の論文があったら読んでみたい、とは思います。そんなのは今どき流行んないと言われそうではありますが。