2023-08-05 ゼロ円で円本が読める 円本(えんぽん)というのは昭和初期に流行した、一冊あたり一円で販売された各種全集のことです。タクシーの料金も一円で、円タクという言葉もありました。 その火つけ役ともいうべき、改造社の『現代日本文学全集』の、かなりの数(全部かどうかは、まだ確認していないのでわかりません)が、国会図書館のデジタルコレクションで読めます。もちろん村井弦斎の『小松島』も。 ライバルである春陽堂の『明治大正文学全集』は、今のところなし。