ケインズ話とは無関係です。
幼少時(1970年代?)日曜日のお昼、「新婚さんいらっしゃい」か「アタック!25」の時間に流れていたCMです。
「モリエールの風刺、スタンダールの(忘れました)、アンドレ・ジードの苦悩……」
と語っていました。何のCMかは思い出せないので(カーテン?)、広告としての機能は果たせていないわけですが、その部分だけは覚えています。読書大好きだった当時の私は、まだ見ぬフランス文学に思いをはせ、わくわくしたものです。
なんで0歳代の子供が、その三人がフランス文学者だと知っていたかというと、当時の私の愛読書、多湖輝『頭の体操 第五集』が、天才たちのパーティに出てパズルを解こうという趣向で、三人とも名前が出てきていたのです。ジードは『贋金つくり』だからかコインパズルでした。それも懐かしい本です。
とはいえ今でも、モリエールとスタンダールの代表作は一通り読みましたが、ジードは『贋金つくり』しか読んでません。ええ、小林秀雄「私小説論」に乗せられたわけです。総体として、フランス文学はどうも私の趣味に合わないようです。
スタンダールの(?)は何なのでしょうか。ご存知の方はぜひコメント欄までお願いします。