核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

もはや戦後ではなく……

 どうせ2025年が無事に来たら、「戦後80年」だとか「むしろ今は戦前だ」といった言が語られることになるとは思いますが。私はもうちょっと、人が言わない言葉を語ろうと思います。

 今はもはや戦後というより、「真の世界平和まであと〇年」を語るべき時期であると。

 「楽天的すぎないか?」という声はあるとは思います。世界各地の戦争が終わる気配も見せないのに、何が世界平和だと。しかし、これは無責任な予言ではなく、実現されるべき努力目標です。

 あと何年後かまでは語れませんが、「あの戦争から80年後か」と感慨にふけるよりは、「真の世界平和まであと〇年!」と前向きに考える方が、いい対策を思いつくのではないでしょうか。

 もちろん、過去を学んではいけないという意味ではありません。大多数の日本人は太平洋戦争以外の戦争について知らなすぎます。戦争史ではなく文学研究を専門とする私でさえ痛感しています。日清・日露戦争を引き起こした利益線論、第一次世界大戦を引き起こした安全保障のジレンマについて、即答できる人がどれほどいるでしょうか?