本年最初の論文は、石川啄木「我等の一団と彼」論でいこうと思います。
石川啄木本人は全然くわしくありませんが、今回は作家論ではないので、そのへんの言及は最小限に。この間買った、バルトの論など援用しつつ。
メインでやりたいのは、共同体論です。人間の共同体は必ずそれに属さない誰かを排除するという傾向と、それへの対策。我等の一団であることをやめ、「我」個人に立ち戻ることでそれは可能なのではないかという見通しです。
先行研究全部に目を通すためにも、一回は国会図書館に行く必要がありそうです。
うまくいけば、単著『戦争の止め方』の一章、それもかなり重要な一章になるはずです。