私が最も尊敬する小説家、星新一のショートショート「敬遠」の一節。
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ある研究所が「正義の薬」なるものを開発した。(略)
「各種の動物実験を試み、安全性を確かめました」
「すると、正義のブタも出現したのか」
「正義のブタ、正義の金魚、正義のサル、そう思える程度で、はっきりしません。きっと、正義なるものは人間特有の現象だからでしょう」(以下略)
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・・・結末は(星新一にしては)あっと驚くほどではないけど、この「正義のブタ」という言葉にもろもろの表象を喚起されまして。
現在、背中のマントに二段組みで、
「正義の
ブタ」
と書いたブタヒーローのまんがを構想中です。