核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

マイクロリールとマイクロフィルム

 国会図書館で古い新聞や雑誌を読もうとすると、たいてい原資料保護のため、マイクロフィルムの形で出てきます。今回はマイクロフィルムの話でも。
 シート状の「マイクロフィッシュ」と、巨大なセロテープ状の「マイクロリール」の2種類があります。
 フィッシュのほうは専用席のガラス板にはさみまして、顕微鏡でプレパラートをのぞく要領で拡大するわけです。
 リールのほうも、これも専用の機材にセットしてハンドルをまわしながら読むわけですが、けっこう手順が複雑です。わからない方はすなおに職員さんに聞きましょう。貴重な資料を傷つけないためにも。
 古本・古雑誌はたいていフィッシュ、古新聞はリールで保管されています。昨日書いたようにリールは1本が約3ヶ月分です。
 (追記 国会図書館は電動リール読み機を導入したようです。また、リール1本が3ヶ月分でないことも多々あるので、目的の日時があるかはきっちり確認しましょう。2012・3・23)
 問題は、たとえば1904年12月31日の記事だけが見たい、なんて場合で。10~12月のリールを借りて、10月1日から延々と手動でぐるぐるして12月31日まで回し、コピーすべきページを確認したらまたもとどおりにして返却せねばならないわけです。こうして貴重な一日がすぎてゆく。
 必要な日時が特定できているのなら、現物を見ずに一日分の新聞を複写注文したほうがお得かもしれません。私は前後の記事や広告や読者欄もチェックする主義です。