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大阪府立高、「君が代斉唱」口元で確認

  YAHOOニュースより。

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大阪府立高、「君が代斉唱」口元で確認

TBS系(JNN) 3月13日(火)19時32分配信
 大阪府では君が代の起立斉唱を義務づける条例が成立していますが、公立高校の校長が君が代を歌っているかどうかを口元の動きでチェックしていました。「チェックは当然」とする橋下徹市長と、「いくらなんでも厳しすぎる」と反発する教育委員。賛否が渦巻いています。

 大阪府岸和田市の府立和泉高校、卒業式は今月2日に行われました。君が代をきちんと斉唱しているのかどうか、校長が教職員の口元をチェックするよう指示していたということです。

 「教育委員会から指示された確認方法が、遠目で見て起立を確認しながら、明らかに歌っていないという人がいたら、それはそれで伝えてくださいと」(和泉高校・中原徹校長)

 教頭らがチェックした結果、3人の教諭の口が動いていなかったということで、中原校長が本人に確認したところ、そのうちの1人が歌っていないことを認めたというのです。

 「歌いませんでしたという教諭は『これまで歌っていなかったし、今回立てばいいのかなと思ってました』ということだったので、謝罪して『今度の入学式はきちんと歌います』ということで」(和泉高校・中原徹校長)

 中原校長は「本人は反省もしているし、単なる注意でいいのでは」と話していますが、報告を受けた府の教育委員会は、今回のケースが戒告処分にあたるかどうか検討しているということです。

 そもそもこの「口元チェック」、いくらなんでもやり過ぎだと、教育委員の1人は反発しています。
 「思想信条(の自由)に抵触していく危険性を感じる。(学校は)憎悪、敵意の場になる」(大阪府教育委員会・小河勝委員)

 これに対し、府知事時代に「君が代」条例を成立させた大阪市の橋下市長。弁護士で民間人校長として採用された中原校長とは学生時代からの友人だということで、こう擁護しました。

 「起立して斉唱して歌うというのは当たり前のことだと思いますよ。後はそれをどう守らせるかというのがそれぞれの校長の力量というかね、やり方がそれぞれあるわけで、中原校長が行ったことは何の問題もない」(大阪市橋下徹市長)

 そんな最中、大阪市内の公立中学校で一斉に卒業式が行われ、混乱なく終わりました。橋下市長が投げかけた「君が代」をめぐる議論、まだまだ続きそうです。(13日17:06)
最終更新:3月14日(水)2時24分
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 ・・・引用したのはYAHOOニュースですが、今しがたテレビで橋下氏自身がこの事実を認めているインタビュー映像を見たところです。
 君が代斉唱への賛否は別としても(私は反対派です)、橋下徹市長や中原徹校長のやっていることは、人間として低劣です。政治や教育に携わる者のやっていいことではありません。
 もし大阪市民の方がお読みでしたら、速やかに市長の罷免運動をおすすめします。大阪市民ではない私としては、橋下氏が国政に関与することに断固反対します。私は愛国心というほどのものは持ち合わせていませんが、少なくとも、日本をオーウェルの1984年のごとき全体主義国家にはしたくないと考えているのです。