核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

2018-05-29から1日間の記事一覧

福沢諭吉『福翁百余話』より「立国(十一)」

福沢諭吉が日清戦争を論じた「文野の戦争」は有名ですが、彼は平和主義をどのように見ていたのか。 あまり引用されない一節を紹介します。平和主義という語は使われていませんが、「一視同仁」「大同の主義」がそれにあたると思われます。 ※ 百千年来、世に…

『忠誠と反逆』自体に異議はないけど……。

「自我の内面における忠誠構造からいうと、非戦論者の「志士仁人」は無関心派と鋭く切れて、むしろある種の(引用者注 「ある種の」に傍点)主戦論者(たとえば山路愛山や『日本新聞』同人など)に近く位置するのである」(丸山真男『忠誠と反逆』一九六〇 …