核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

川端康成による『浅草紅団』ノート

 「川端康成 浅草紅団 ノート」で検索したところ、以下の情報が見つかりました(http://www.mysoft21.co.jp/yamanote/odakyu/yokomitu.htm)。
 川端生誕100年、横光生誕101年ということは1999年。もう 1 3 年も前の記念展でした。
 
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  「横光利一川端康成展」
世田谷文学館で開催中の川端康成生誕百年記念展
 (略)
わが国の小説形式を1920年代から1940年代にかけて絶えず最前で開拓し続けた横光、その彼とともに「文芸時代」を中心に新感覚派の文学理論と実作において切磋琢磨しあった川端。小説創作に打ち込んだ横光利一の没後から約半世紀過ぎた本年は横光が生まれてから101年目にあたり、川端生誕100年にもあたっている。
展示会では、震災復興期から昭和初年にかけて新感覚派として周辺の若き作家たちとともに登揚し、瞬く間に文壇の一翼を担った横光利一川端康成の二人の「人」と「文学」を、友情やその周辺の作家、芸術家との交流も含め、ニ人の文学の歩みを多面的にさまざまな資料で紹介している。
横光利一についてば「家族会議」「旅愁」「微笑」といった代表作、自筆原稿、横光の臨終スケッチ、川端康成については、初公開の「浅草紅団」ノートをはじめ「雪国」創作メモ、ノーベル賞ほか原稿、自筆資料、初版本、書簡など貴重な文学資料約350点。中山義秀八木義徳らが集まり文学談義をした模様が義秀の「台上の月」に描かれている「雨過山房」と呼ばれた旧北沢一丁目の横光利一の家も会場内に再現され、彼の愛用品などが展示されている。
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 今のところ、「浅草紅団」ノートは活字化されてはいないようです。
 今でも一般人が閲覧できるかどうか、だめもとで世田谷文学館に問い合せてみようかと思っています。それぐらい、私にとっては大事な作品です。