核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

ビブリア古書堂の事件手帖

 想像してみてください。月9のドラマで、初版と流布本の異同なんてネタを見た文学研究者の驚きを。次回から欠かさず観ます。
 宮沢賢治のヴァリアントの多さは有名で、「雨ニモマケズ」の一節「ヒデリノナツ」が「ヒドリノナツ」だった異本があって、本一冊分の論争があったそうです(三浦俊彦『心理パラドクス』より。現物未見)。
 原作者が表現の完成度をより高めるために推敲を行なうことについては、私は非難するつもりはまったくありません。文学研究者にとっては苦労の種ですけど。