核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

森崎光子「近眼鏡の時代--近代文学に描かれた眼鏡 」ほか(題目のみ紹介)

 「眼鏡をかける女・かけない女--二葉亭四迷浮雲』から太宰治「女生徒」まで」の著者森崎氏のご業績をciniiで検索したところ、目をひくタイトルがずらずら出てきました。今度国会図書館に行くときは、最優先で『近代文学論創』をコピーします。特に下記2本。

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上司小剣と明治社会主義者--堺利彦白柳秀湖との関係をめぐって
近代文学論創 (5), 1-17, 2002-06

近眼鏡の時代--近代文学に描かれた眼鏡
近代文学論創 (2), 1-16, 1999-06
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 上司小剣(かみつかさしょうけん)は明治の平和主義者の理解者であり、幸徳秋水の回顧文も書いているのですが、うかつにも上記論文は未見でした。
 ・・・待てよ。明治社会主義の研究者が、『火の柱』を読んでないわけないじゃないか。『火の柱』は常時メガネ装備のヒロインがお見合いしたり(女の子と)接吻したり乱闘したり反戦演説したりするメガネ小説なのですが、その程度で森崎氏をびっくりさせるのは無理なようです。わがメガネ文学研究はもう少しインパクトのある文献が見つかるまで封印します。それより最後の一行を完成させねば。