核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

CiNiiで読め……なくなりました。

 過去の仕事のうち以下の2本が、CiNiiで読めるようになりました。
(2017・6・29追記 現在は本文は読めなくなっているようです)

自衛のための戦争は許されるか : 村井弦斎「匿名投書」が提起する問題(近代部門,第二七回研究発表大会・発表要旨)
菅原 健史
日本文学 56(6), 76, 2007-06-10
http://ci.nii.ac.jp/els/110009885817.pdf?id=ART0010410919&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1441103709&cp=


遅塚麗水「電話機」論 : 明治新聞小説におけるテクノロジーへの警告についての一考察
菅原 健史
日本における民間電話交換事業が開始される一八九〇(明治二三)年一二月一六日を見据えて、遅塚麗水は『郵便報知新聞』に近未来小説「電話機」を連載した。電話という新しいメディアが引き起こす数々の社会問題を描いた「電話機」の各挿話中でも中核をなす、政治結社と警視庁の電話回線上での暗闘の物語を中心に分析することで、本論は科学技術の暴走に対して明治の文学者がどう受け止めたかを考察していく。
日本文学 55(6), 46-54, 2006-06-10
http://ci.nii.ac.jp/els/110009886056.pdf?id=ART0010411347&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1441103737&cp=

 村井弦斎、遅塚麗水、明治、平和主義などに関心のある方はぜひご一読を。宣伝でした。
 なお、「電話機」論52ページ中の「報知叢書」は「報知叢話」の誤りでした。この機会に訂正してお詫びします。