核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

中外商業新報社編『財界双六 戦線上の実業家』(1919)

 『三十年後』刊行の翌年なので期待しましたが、同作品への言及はありませんでした。

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 星  一 君
  (星製薬会社々長)

 (略。写真と略歴の後に)
 資性快濶、万事平民主義を尚び、而も事業に対しては規律厳粛、寸毫の微と雖も苟もしない、勇気あり、胆力あり、進んで退くことを知らず、又其身体には十万円の保険を附し更に最近之を十五万円位に増す筈であるが、之は主として後援者に安心を与ふるの意味に基づいたものだといふ、年四十六、
 (近代デジタルライブラリー 『財界双六』 159~160)
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 副題に「戦線上」のとありますが、第一次世界大戦への言及もありませんでした。実業界の第一線、といった意味なのでしょう。