核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

後藤新平述『処世訓』(1912)より「世界平和」

 以前にとりあげた資料とほぼ同趣旨なので、手短に。
 後藤は「世界平和主義は世界の輿論である。人性の根本的傾向である」としつつも、非軍備的手段でそれが実現できるとするのは浅慮であるとし、ゲーテの言葉を引いて、「血液は一種の消毒薬」「鮮血なるものは天の霊漿だ」と結論しています。
 ことさらに珍しい意見ではありませんが、星一の『三十年後』にある軍備廃絶論は、後藤新平の持論に反するものだったという例証として書き写しておきます。
 そろそろ片々たる資料のコピペも飽きてきたので、明日あたりは大物に取り組んでみます。