『思想』2014年第10号巻頭言。同誌ホームページで読むことができました。
http://www.iwanami.co.jp/shiso/
武者小路実篤の『或る青年の夢』をはじめとした、第一次大戦下の反戦論・軍備廃絶論の広がりを概説し、あわせて今日の、「国際連盟が否定したはずの集団的自衛という名の軍事同盟による「武装的平和」論が、再び世界中で高まり、違法化されたはずの戦争が合法性を回復しつつある」現状を論じています。
村井弦斎や星一の軍備廃絶論も、そうした大きな視野からとらえなおす必要がありそうです。