たとえばひき逃げの被害者をいくら分析し、あるいは追悼しても、それだけではひき逃げはなくなりません。
ひき逃げをやった加害者をきちんと逮捕し、分析することなくして、ひき逃げ再発は予防できません。
戦争についても同じことが言えます。戦争の犠牲者をいくら追悼しても、それだけでは、「あやまちは繰り返しません」と言えるのかどうか、私は疑問に思っています。加害者を分析しないことには。
元首・政府要人・そして将軍。そういった加害者たちへの分析が、これまでの平和論には欠けているように思うのです。