核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

「宋襄の仁」の日本昭和期における受容

 「デジタルコレクション」他で下調べした段階なので、「雑記」に入れておきますが。
 反戦派として知られる桐生悠々でさえ、宋襄の仁に批判的だったのは意外でした。他にも宋襄の仁について「武士の情け」とか評価した例はないようです(調査継続)。
 たかひら正明様という方のブログによりますと、『木戸日記』一九四一年に昭和天皇が、「宋襄の仁」になっても面白くないのでと、南ベトナムへの侵略を許可したとのことです。こちらも調査しておきます。
 ……昭和期のどなたも「春秋公羊伝」は読んでいないようですね。中国人にも、宋襄の仁を礼にかなったものとする人はいるのです。