集団内の平和と集団間の平和、といったことを考えてあれこれ検索していたら、この本の書評が見つかりました。
私は護憲派ですが、日本国憲法は日本国のあり方を規定する憲法であって、それとは別の憲法・国制を持つ国家・組織との平和を保つには、日本国憲法に加える別の何か(軍事力のことではありません)が必要だと考えています。
自分が所属する集団(家族・企業・宗教・国家等)には忠誠心あつい「いい人」が、自分が属さない集団に対して攻撃的になりかねない現象を考える上で、この本は役に立ちそうです。さしあたって念頭においているのは宮沢賢治『烏の北斗七星』ですが、カラスに限ったことでもないとも思います。