核兵器および通常兵器の廃絶をめざすブログ

近代文学研究を通して、世界平和を考えています。

服部 正喜 『軍備廃絶-地球上から戦争を無くす道 世界軍事機構案』(二〇一九) 予定

 この本も読んでいませんでした。AMAZONより内容紹介を。

 

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 多くの人が戦争を無くしたいと思いながら、現実には次々と戦争が生み出されているのはなぜか。戦争を引き起こしているそもそもの根源は「国家」であり、国家とは何よりも軍事力であった。国家主権の戦争の権利を放棄、つまり国家が保有する軍隊を放棄し、世界組織に移譲することで戦争の廃絶が実現できるというのが、本書が提唱する「世界軍事機構案」である。
第一章では、今の世界の発展段階で、世界軍事機構の設立がいかに可能かを説く。グローバル資本主義の形成が、その可能性の土台である。第二章で国家外交の歴史的推移から、現段階の国家の基本的な優先的外交原理を確認。第三章で、国家がどのように生まれ変わる必要があるかを説く。続く第四章では、現時点の戦争の可能性とその原因となる要素を分析。第五章で世界軍事機構の見取り図を示し、基本的要素を検討。最後に第六章で、世界軍事機構を構築するための方法と道程を提示。
近代国家の成立以来繰り返されてきた戦争。国家の役割や国際環境論理が変化する中、グローバリゼーションの時代の戦争の可能性と回避の道を検討する。

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 ……私は世界軍事機構といったものによる世界平和には懐疑的なのですが(その機構が暴走を始めたら誰が止めるのか?)読んではみようと思います。